フリーランスの手帖

自由な働き方をするための備忘録

フリーランスとして8年くらい生き残れた仕事術

仕事術っていうとちょっと大げさな言い方になるかもしれませんが。

フリーランスの方、独立を考えている方、ちょっと仕事に疲れちゃった方に役立つ内容になればいいなという気持ちを込めて、私がやっている仕事上の工夫を殴り書きます。

 

 

スキルや知識は実践の中で学ぶ

スキルや知識を身につけるための最良の方法は、やっぱり実践。自分みたい怠惰な人間は、理論だけを学んでもそのアウトプット先をうまく見つけることができなくて、そのままモチベーションが低下してしまうことが多い。だからインプットとアウトプットの時間をできるだけ短くするかが勝負なんです。

その最短が実践。なんなら求められるアウトプットにインプットが追いついていない状態になるので、嫌でも学ぶ体制が整います。どんな小さなことでもいいからまず仕事を引き受けてしまうのが一番効率的。

 

長期目標はゆるく、短期目標は明確に

AIの進歩によって自分が10年かけてやろうと思っていたことが、3年後に需要がなくなってしまったことがいくつもある。だから長期目標は、頑張って1億稼ぐとか月収300万にするとかざっくりしたもので十分。多少大きくてもいいと思います。

大事なのは中期と短期の目標設定です。私はコツコツするのが苦手なのもあり、現実的な2週間~1ヶ月の短期目標、達成できればラッキーな気持ちで3ヶ月の中期目標を設定している。短期目標を達成するたびに中期目標は修正します。そうすることで8年近く安定して仕事をいただけています。

 

15~20分を1コマとして考える

仕事をすべて15~20分を一つの単位として組み立てるようになってから、仕事が早いと言われることが多くなった。これは前職で教わった仕事術で、たぶんあまり使いこなせてないところもあるけど、意識を変えるきっかけになったので書いておきます。

例えば2時間かかるデザインの仕事は、15分ごとの区切りで8コマに分割する。最初の15分でレイアウトを決めて、次の15分で文章を考えて、次と次の30分で全体像を作って、残りの4コマ(60分)で完成させる、といった感じ。

 

目に見えて仕事が片付いていくのが気持ちいいのと、なにより仕事を区切ることは全体像を把握してないとできないので、最初に全体像を描くようになったのが一番大きいかもしれない。

 

 

成長期と停滞期を自覚する

これまでを振り返ってみると、わかりやすく成長期と停滞期を繰り返してきたなと思います。成長している時は楽しくてすべてが上手くいっている気になるのだけど、その楽しさ知っている分、停滞期は自分がとてもダメに思えてしまうことがあります。

 

でも、停滞期は絶対に避けられないし誰もが通るよってことを強く意識するようになって、だいぶ楽になりました。逆に、これを繰り返していると停滞期のあとに成長期が来るのがわかっているので、停滞期間に準備を進める楽しさも感じられるようになりました。

 

味方となってくれる人を見つける

フリーランスは自分との戦いになるので、理解者を見つけておくとかなり楽になる。それはいつも甘やかしてくれる人とでもいいし、あなたを知っているからこそ厳しい意見を言ってくれる人でもいい。

 

家族でも友だちでもSNSを通じて知り合った同業者でもいいと思います。ひとりじゃないと思えることって、精神衛生上ほんとに大事。

 

リラックスと息抜き

仕事を前に進めるにしても学習するにしても必ず休憩が必要。もちろん睡眠だったり、肉体的に体を休めることも言うまでもなく大事なんだけど、脳のいろんな部位を使うこともすごく効果的だと感じています。文章を書いている時間と、絵を描く時間は違う脳の部分を使っているし、外を散歩しているときも違う。

 

これを意識して仕事の予定を立てるだけでも疲れ方が全然違う。私の場合、脳の同じ部分を使い続けると疲弊して、モチベーションの湧きが悪くなるから、意識して違う部位を使うようにしてる。

 

 

 

結局のところ、これらは全部「楽しんで仕事をするための工夫」です。私事でとても恐縮ですが、皆さんが仕事をより楽しむなにかのきっかけになると嬉しいです。